これから憧れの一人暮らしをする皆さん、あんな家具を置いたり、こんなインテリアにしたいなぁ…と想像が膨らみますよね。
でもまずは、物件探しです。
一人暮らしをこれから始めるけど、物件を選ぶ際に知っておきたい、必要な設備って迷ってしまいませんか?
どの設備が最低限必要なのか、実際暮らしてみるとこれが欲しかった…という設備をまとめてみました。
インターネット環境
今やないと困るものとして声が上がるのが、インターネット環境です。
インターネット環境があれば、動画を視聴したりゲームをしたりと楽しみが増えますよね。
また、パソコンを日常で使う場合などもインターネット環境は必需品です。
一人暮らしの先輩たちの中にも「家賃をメインで考えて安いところに決めたら、WiFiが設置できない物件だった」などと後悔したということもあるようです。
普段インターネットをしている方ならわかりますが、動画を2時間ほど再生するだけで1GBほど使用します。
毎日動画を見ていたら、あっという間に通信制限がかかってしまいますよね。
ですから、一人暮らしをするうえで、インターネット環境は整えたい設備の一つです。
しかし「インターネット無料」と表記されている物件がすべて、入居してすぐにインターネットを使えるわけではありません。
入居時に焦ることのないように、チェックしておきましょう。
まず、インターネット無料の物件の中にも、インターネット完備とインターネット対応と大きく二つに分けられます。
インターネット完備
インターネット完備という物件は、インターネット回線がすでに引いてあって、プロバイダ契約もする必要がありません。
また、大家さんがインターネット回線を契約しているため、月額利用料なども個人的にはかかりません。
回線を引いたりプロバイダの契約も必要ないので、ネットの知識に自信がない方にとてもおすすめです。
デメリット
インターネット完備の物件でもデメリットは存在します。
それはマンションなどの建物で済んでいる人が多いと、回線が重く(遅く)なることがあります。
平日の夕方や休日の昼間など、多くの人がネットサーフィンをすると速度が遅くなることは覚悟したほうがいいでしょう。
インターネット対応
インターネット対応という物件は、インターネット回線は引いてありますが、プロバイダは自分で契約する必要があります。
つまり、回線を自分の部屋に引っ張る工事費用や月額の使用量を自分で支払うことになります。
回線を引っ張って設備を整える工事では、壁に穴を開ける必要があるため、大家さんに工事の許可を得る必要もあります。
また、退去時にはインターネット設備を撤去しなくてはいけません。
撤去工事の費用や設備の移転工事費用が発生してしまうので、インターネット対応物件は少し手間とお金がかかってしまいます。
このようなことから、一人暮らしをする時はインターネット完備の物件がいいでしょう。
自分でプロバイダを選ぶインターネット対応の物件だと、そのプロバイダを使っているのは自分だけなのでスムーズに使うことができるでしょう。
インターネットをどのように利用するかで、インターネット完備か対応かを選ぶといいですね。
宅配ボックス
近年ネット通販が増えて便利になりましたが、家を留守にしてしまうと受け取れないという悩みがあります。
一人暮らしだとさらに、家を留守にしがちになってしまいますよね。
そんな時にオススメな設備が宅配ボックスです。
宅配ボックスがあれば、受け取り時間を気にする必要はありません。
また、対面で受け取るのが嫌だという方にもオススメですよ。
宅配ボックスの使い方は以下の通りです。
- 宅配業者の人が荷物を入れて暗証番号を設定する
- 暗証番号を伝票に書き、部屋のポストに入れる
- 住民が伝票を確認し、宅配ボックスに入力
- 荷物を受け取る
使い方も簡単で、不在時も荷物を受け取れるのはとても便利ですよね。
宅配ボックスのデメリット
あまり普及されていない
まずは、賃貸物件ではあまり普及していないという点です。
一軒家などでは多く見かけるようになってきましたが、賃貸物件では設置条件がありまだ普及していません。
宅配ボックスを設置することを考えると、賃貸物件の選択肢が減ってしまうのですね。
家賃が少しお高め
また、宅配ボックスが設置されている物件は、家賃相場よりも1万円ほど高い家賃になってしまうということです。
宅配ボックスはオートロックの物件など防犯設備が整っている物件でしか設置できません。
そのため、必然的に家賃が高い物件を選ぶことになります。
また、宅配ボックスの利用料が管理費に上乗せされることもあるので、金銭面も考えて選んでいきたいですね。
盗難にあう可能性が
そして一番困るのが、荷物が盗まれる可能性があるということです。
ポストから伝票を盗まれ、暗証番号を入手し宅配ボックスを開けられてしまう、という事件もありました。
宅配ボックスの中の荷物の盗難は、自己責任扱いになってしまうので、宅配業者の補償が受けられません。
デメリットもきちんと考えて設置するようにしていきましょう。
コンセントの数、設置場所
たこ足配線は危険、と言われていますが一人暮らしでは特にたこ足配線になりがちです。
ですから物件を決める際に、コンセントの数や設置場所を確認しておくといいでしょう。
洗面所にコンセント
例えば、一人暮らし向けの物件などで多い、トイレ・バス・洗面台の3点ユニットバスや、バス・洗面台の2点ユニットバスでは、洗面台付近にコンセントが設置されていないことが多くあります。
どうしてもドライヤーを洗面台で使いたい、という場合はコンセントが設置されている独立した洗面台のある物件を探したほうがいいでしょう。
また、部屋のコンセントの数が少ないと、家電の置く場所が限られてしまいます。
延長コードを使って伸ばすこともできますが、歩くたびにコードに引っ掛かるなんてことにもなりかねません。
先ほど少し触れましたが、たこ足配線にしてしまうと1つのコンセントから流れる電流の量が限界を超えて危険です。
部屋に置く家具や家電がある程度決まっているのであれば、どこに配置するのかも考えながら内見するのがいいでしょう。
その他の設備
コンロの数
意外と見落としがちだけど、備えておきたい設備がコンロです。
コンロが無い物件というのはあまり見かけませんが、コンロが一つしかない物件は多くあります。
一人暮らしをして自炊を頑張ろうと考えている人は、コンロが1つでは料理がしづらくなってしまいます。
またキッチンが狭いと置く予定だった電化製品や棚が置けなくなってしまうこともあります。
キッチンの広さ、コンロの数など忘れがちですがチェックしていきたいですね。
トイレとお風呂が別
他にも「家賃が安いからユニットバスで我慢しよう」なんて考えていませんか?
いざ暮らしてみると、お風呂でゆっくりしたいのにトイレまで濡れてしまい不便、なんて声もよく耳にします。
バス・トイレ別の方が人気はありますが、ユニットバスの物件よりも家賃が高いことがほとんどです。
自分が希望している家賃の条件と合わせて考えていくようにしましょう。
防犯対策
また、近年では物騒な事件も多く、物件のセキュリティや防犯対策も気になるところです。
特に初めて一人暮らしをする時は、楽しさ半分、不安半分というところですよね。
防犯面が気になる人は、防犯対策がしっかりとされているオートロック付きの物件などを選ぶといいでしょう。
また、TVインターホンや防犯カメラが設置されているとさらに安心ですね。
ただし、オートロック付きの物件でも、1階の共用部から入れる作りになっている物件もあるので、しっかりと確認しましょう。
さらに内見をする時に、ベランダが隣の建物などから入れる作りになっていないか、なども確認しておくと安心ですよ。
まとめ
一人暮らしをする時は、インターネット環境や宅配ボックスなどの設備が見落としがちですが備えたい設備です。
インターネット環境は、インターネット「対応」か「完備」かで、かかる費用なども違ってきます。
基本的にはインターネット「完備」のほうが、手間をかけずにインターネットが利用できるのでオススメです。
しかし、マンションの住人が一斉に利用し始めると回線速度が遅くなるというデメリットもあります。
また不在時も受け取れる宅配ボックスにも、盗まれる可能性というデメリットがあるので、デメリットも理解したうえで、必要な設備か見極めるといいでしょう。
コンセントの数は住み始めてから意外と困る設備です。
自分の使いたい場所にコンセントがあるかどうか、極端に少なくないかなどを内見の時に確認するようにしましょう。
他にも防犯対策がしっかりしているか、コンロの数が足りるかなども内見のうちに確認しておくと「こんなはずじゃなかった」を防ぐことができますよ。
あなたの一人暮らしが、より最適なものになりますように。