最近はSNSが普及してきたので、年賀状を付き合いだけで送っている方も多いと思います。
もう年賀状を辞めたいけど、どうすればいいのかな？という方におすすめなのが『年賀状じまい』です。
『年賀状じまい』をする方は、どんどん増えているようです。
ですが、年賀状を辞めるにしても、相手に失礼にならないようにしたいですよね。
そこで今回は、年賀状じまいとは何か、また年賀状じまいの方法や注意したいことについてまとめてみました。
年賀状じまいとは？
年賀状じまいとは、今、年賀状のやり取りをしている相手にこれから年賀状を出すのを辞めます、と伝えることです。
年賀状じまいは、終活のひとつとして取り組む方も多くなってきています。『終活年賀状』とも呼ばれていて、少しずつなじみのある言葉になっているんです。
年賀状じまいは「年賀状は辞めるけれど、お付き合いは今まで通りよろしくお願いします」という意味で、「もうお付き合いはしません」という意味ではありません。
具体的な方法は「来年からは年賀状を出しません」と今年の年賀状に書いて相手に伝える、という方法です。
今現在、年賀状のやり取りをしている人に伝えられるので、後々のトラブルを避けることもできます。
年賀状を使う方法だけではなく、普段からよく顔を合わせる相手なら、直接「年賀状を辞める」と伝える方法もあります。
直接伝えると、関係の悪化や、誤解を避けて年賀状を辞めることができますね。
直接伝える場合には、相手が用意した年賀状がムダにならないよう、年賀状を準備する前に伝えるようにするといいでしょう。
また、喪中の方に対しては年賀状は一般的に送りません。ですからそのような時は、寒中見舞いを使って、年賀状を辞めることを伝えるのもいいでしょう。
注意したい点
年賀状を来年から辞める、という内容の年賀状を受け取った相手はきっと驚くでしょう。文章で相手に伝えることになるので、相手に失礼のないように準備しましょう。
年賀状じまいをする前提として、年賀状は辞めるけれど今後も良いお付き合いをしたい、という気持ちを伝えることを忘れないようにしましょう。
相手に失礼のないような言葉選び
年賀状じまいをする時は、相手に失礼がないような言葉選びをすることが大切です。年賀状を出すのを辞めるだけで、相手との関係を辞める訳ではない、ということを忘れないようにしましょうね。
年賀状を受け取った方への敬意と、これからも良い関係でいたいです、という気持ちが伝わるような言葉選びをします。
また、受け取った側がショックを受けてしまう可能性も考え、全員に同じように出しているということも伝えておくといいでしょう。そうすることで、少しでも相手のショックを和らげられますよ。
いつから年賀状を辞めるのか、今後どうするのかはっきりと告げる
「今年限りで辞退させていただきます」
「来年からは挨拶を控えさせていただきます」
などというように、いつから年賀状を辞めるのかをはっきりと伝えるようにしましょう。
また、年賀状じまいでは、年賀状を辞めますというだけではなく、今後の連絡先を伝えることがマナーです。
メールアドレスやSNSアカウントなど、今後連絡が取れる連絡先を書いておくようにしましょう。
普通の年賀状であることにはかわりない
年賀状じまいをするからと、いきなり「来年から年賀状を辞めます！」と用件を切り出すのは、相手に失礼です。
いつも通りの年賀状と同じように、新年のあいさつ、簡単な近況報告をし、その後に年賀状じまいのことを伝えましょう。
年賀状じまいの年賀状は、普段の年賀状と同じタイミングで出しましょう。
先ほどもお伝えしましたが、いつも通りの年賀状であることに変わりはありません。三が日に相手に届くように、指定された日時までに投函しましょうね。
何も言わずにやめてしまうという人も
年賀状じまいの方法には、直接伝える、年賀状で伝えるという方法の他に、何も言わずに辞めるという方法もあります。
年賀状を送る相手が、自分とあまり親しい間柄ではない場合には、何も言わずに年賀状を送るのを辞めてしまっても問題ないかもしれません。
しかし、親しい相手ではないにしても、直接顔を合わせることがあるという場合は、会った時に気まずくなってしまうかもしれません。
そのようなことを考えると、自然にフェードアウトしていくことはあまりいい方法ではないと言えるでしょう。
できるのであれば、黙って年賀状を辞めるのではなく、年賀状じまいを活用することをおすすめします。
今は年賀状じまいようの年賀はがきがあります
年賀状じまいは、普段通りの年賀はがきを使うこともできますが、年賀状じまい用の年賀はがきも販売されているんですよ。
こちらの年賀状は、今年を最後に年賀状のやりとりを辞めます、と宣言をするための年賀はがきです。
初めから文章が印刷されているので、文面を考えるのが苦手だという方でも安心して使えますね。
ご紹介した年賀はがきはスタンダードな文面ですが、高齢のためという文面や、時代の変化に伴ってといった文面も選べます。
自分に合った文面の年賀状じまいができるので、とても便利ですよ。
まとめ
近年、年賀状じまいという言葉が浸透しつつあります。
年賀状じまいとは、今年の年賀状に「年賀状を出すのを本年で辞めます」といった一文を添えることです。これは、終活の一部として行う方も増えています。
一般的に年賀状じまいは、年賀状を使っておこないます。ですが、よく顔を合わせる相手であれば、直接伝える方がいいかもしれませんね。直接伝えるほうが誤解などを生む心配が少なくなりますよ。
なかなか顔を合わせない相手であれば、やはり年賀状を使って文章で年賀状を辞めることを伝えることになります。文章で伝えることになるので、言葉選びは慎重にし、相手に失礼のないような文面で送るように注意しましょう。
何も言わずに年賀状を送らず、自然とフェードアウトしていくという方法もあります。しかし、その後、直接顔を合わせることがある相手だと、気まずい雰囲気になってしまいます。
なるべく年賀状じまいを活用して年賀状を辞めるほうがいいですね。
最近では、年賀状じまい用の年賀状も販売されています。
このような年賀状を使うと、文面が最初から書かれているので、文章を考えることが苦手でも安心して年賀状じまいすることができます。
上手に活用して年賀状じまいをすすめていきましょう。
