最近は仕事などで時間を取れず、湯船に浸からなくなったという方も多いと思います。
ですが、実はお風呂は毎日利用できるサロンと言っても過言ではないです。
毎日、湯船に浸かることによって、美容や温熱効果で様々な効果を得られます。
どのように入れば美容効果や温熱効果をしっかりと得られるのでしょうか?
お風呂の体に良い入り方やNGな入り方をチェックしてみましょう。
まずはNGな入り方
間違ったお風呂の入り方をしてしまうと、美容効果があるどころか逆に肌を痛めてしまうこともあります。
また、せっかく疲れを取るために湯船に浸かったのに、反対に疲れが出てしまうことも…。
そんなことがないように、どのような入り方がNGなのか見てみましょう。
熱すぎるお風呂に浸かる
熱いお湯に長い時間浸かると、疲れを取るのではなく、逆に体力を消耗してしまいます。
人間の体は、常に同じくらいの体温を保とうとする働きを持っています。その働きにより、熱いお湯に浸かるとかなり頑張って働かせなくてはいけなくなるのです。
その結果、不要なエネルギーを使って体力を消耗してしまうのですね。
疲れを取りたいという時には、ぬるめのお湯に浸かるようにしましょう。
また、熱いお湯に浸かると肌の内部にある水分を保つ成分などを、流してしまいます。これらの成分が少なくなると、肌を痛めつけ乾燥させてしまうのです。
42度以上の熱いお風呂に浸かると、肌の炎症が起きたり、かゆみの原因になるので注意が必要です。
長時間お風呂に浸かる
お風呂は長く入るといいイメージがありますが、長ければ良いという訳ではありません。
長く入りすぎてしまうと、肌がふやけることがありますよね。肌がふやけるというのは、肌の表面が水分を吸収して膨んでいて、肌のバリア機能が低くなっている状態です。
肌のバリア機能が低いと、肌の水分が蒸発し乾燥しやすく、外部からの刺激を受けやすくなり、肌荒れを起こしてしまう原因にもなります。
15分以上お湯に浸かることや、1日に何度も入浴をするのは肌にいい影響はありません。
体に良い入り方
美容や温熱効果を得られる入り方も見てみましょう。
ぬるめのお湯に浸かる
先ほどもお伝えしましたが、熱いお風呂に使っても疲れを取ることはできません。
一日の疲れをしっかりと取りたいという時には、38~40度くらいのぬるめのお湯にゆっくりと浸かるといいでしょう。
スマホなどを持たずゆっくりと浸かると、寝つきも良くなるのでオススメです。
ゆっくり浸かりすぎない
長く浸かりすぎると美容面で悪影響です。体がだるくならないよう浸かりましょう。
目安は、お風呂に浸かっている部分の肌が、赤くなってくるくらいまでがいいでしょう。
しかし、このお風呂に浸かる時間は、専門家の中でも「ゆっくり長く浸かったほうがよい」という考えと「短い時間で上がるようにしたほうがいい」という考えに分かれるのです。
これには正しい答えというものが無いのです。
ぬるめのお湯にゆっくりと浸かりすぎないことが一番の理想ではありますが、ゆっくりと浸かることがストレスになってしまう方もいるでしょう。
大切なのは、自分の浸かり方で体を体の芯から温めて温熱効果を得ることです。
体や頭がのぼせるようなお風呂の入り方はしないように気を付けましょう。半身浴や水分補給をしながら入るのもいいですね。
温熱効果とは?
温熱効果とは、お風呂に浸かることで体温が上がることを意味しています。体温が上がると、肌の毛細血管が広がります。また、体が温まると心拍数や呼吸が速くなるので、それにより血の流れが 良くなります。
血液の循環が良くなると蓄積されていた老廃物も一緒に押し流してくれます。老廃物がなくなることで疲労を回復することもできるのです。
また、心拍数や呼吸が速くなると、たくさんの酸素を体内に取り入れられます。それにより、新陳代謝も良くなるんです。体が温まることで血液中の免疫細胞が活性化し、免疫力の向上も期待できるのです。
温熱効果を得ることにより、新陳代謝がよくなって体の中の老廃物や疲労物質を取り除くことができます。
慢性的な肩こりや腰痛などの痛みも、温熱効果によって筋肉の緊張を緩和し痛みを和らげることができます。
夏でもシャワーだけで済ませず湯船に浸かるのがおすすめです
暑い夏などは、お風呂にゆっくりと浸かるのが嫌な時もあるかもしれません。
ですが、最近はエアコンも普及していて、気づかないうちに体が冷えてしまっている可能性もあります。
お風呂は毎日利用できるサロンです。
お風呂に浸かると、毛穴も開きやすくなり肌の汚れも落としやすくなります。肌荒れやくすみの改善も期待できます。
そう考えると、お風呂が少し楽しみになりませんか?
短い時間でもいいので湯船につかり、心身ともにリフレッシュするようにしましょう。
まとめ
お風呂は毎日利用できるサロンです。ですが、熱いお湯に長時間浸かるのは、NGな入り方なので注意しましょう。熱いお湯に長時間入ると、体力を消耗し逆に疲れてしまうこともあります。
おすすめな入り方は、ぬるいお湯に長すぎない時間、ゆっくりと浸かることです。ですが、無理に長く入ることがストレスになってしまうこともありますよね。
お風呂の入り方で大切なのは、体をしっかりと温めて温熱効果を得ることです。
温熱効果を得ると血流が良くなり、疲労回復や免疫力の向上などが期待できます。良い効果ばかりなので、時間が無い時や暑い夏でもお風呂にゆっくりと浸かりたいものです。
湯船に浸かり、心身ともにリフレッシュしましょう。