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ほうれい線よりも老けてみえるマリオネットライン。マリオネットラインとは?ほうれい線とは?ゴルゴラインとは?予防法はある?

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ほうれい線よりも老けてみえるマリオネットライン。マリオネットラインとは?ほうれい線とは?ゴルゴラインとは?予防法はある?

ほうれい線があると老けてみえると言われますが、実はマリオネットラインのほうが老けて見えるんです。

年齢とともに肌のハリやツヤがなくなっていき、気づいたらシワが増えていたり濃くなっていたり……と見た目の印象を大きく左右させます。

シワの中でもほうれい線は、くっきりと目立つようになると一気に老けてみえるようになりますよね。
そのほうれい線の下にある口の横のシワ、「マリオネットライン」はほうれい線よりも、
皮膚のたるみを際立たせてしまい、余計に老けてみえるのです。

もうすでにマリオネットラインがあるからどうにもならない……と諦めないでください!
なぜマリオネットラインができるのかという原因と、もうこれ以上シワが深くならないように予防法と対策をご紹介します。

マリオネットラインとは?ほうれい線とは?ゴルゴラインとは?

マリオネットライン・ほうれい線・ゴルゴライン、これらは3大老けラインと呼ばれています。

3つのラインの違いを簡単に説明していきます。

マリオネットライン

口の両端からアゴにかけて伸びているシワです。
操り人形(マリオネット)に似ていることから、そう呼ばれるようになったそうです。

40代~50代に現れるシワです。
頬のたるみがアゴまで下がっている状態なので、マリオネットラインがあると、
‶たるみ″をより強調させ、一気に老けた印象を与えます。

ほうれい線

小鼻の横からアゴにかけて伸びているシワです。実際はシワというより、頬との境界線と言われています。頬が垂れ、その境界線が濃くなったのがほうれい線です。

40歳を過ぎたころに現れるシワです。肌の老化現象が進んでいる年齢で、頬のたるみによってほうれい線がくっきりとし始めていきます。

ゴルゴライン

目頭の下から頬の中央に沿って斜めに伸びているシワです。
ゴルゴ13の主人公、デューク東郷の顔にある線と同じ位置にあることから、ゴルゴラインと呼ばれるようになったそうです。

40代~50代に現れるシワです。生まれつきある場合もあり、幼少期から笑うとゴルゴラインが出る人もいます。
生まれつきである人は20代~30代でゴルゴラインが深くなっていくこともあるそうです。

ゴルゴラインがあることで疲れ顔に見え、見た目はやはり老けてみえます。

どのシワも出現する年齢は個人差がありますが、老化現象が始まる40代から現れ、年齢を重ねるほどシワは濃くなり、目立つようになります。

ですが、年齢以外にも生活の中でシワを作る原因があります。まずは原因を知り、これ以上シワを作らないようにしましょう。

マリオネットラインができる原因は?

マリオネットラインを作る原因は私たちの生活の中に潜んでいます。
その原因を知っていきましょう

 頬や口周りの筋肉の衰え、たるみ

顔にはたくさんの表情筋があり、その筋肉が下がらないように靭帯があます。
年齢とともに靭帯はハリを失い、筋肉を支えきれなくなり、重力によって筋肉が下に引っ張られます。

また、表情筋の一つの口角下制筋(こうかくかせいきん)という筋肉があります。
口や唇の周りの口筋で上唇と口角を下方に引く筋肉で、口横からアゴにあります。
この口角下制筋を積極的に動かさなければ口角は下がり、重力に耐えられなくなった頬が下がりマリオネットラインができる原因になります。

よく噛まない、噛み合わせが悪い

よく噛んで食べ物を食べない人は口やアゴの力をあまり使っていません。
当然筋肉は衰え、頬は垂れていきます。

左右どちらかの歯で噛む人は、左右の筋肉のバランスや強度の差がでてきます。
どちらかの筋肉はゆるみ、どちらかだけの頬は垂れてきます。

左右どちらかのフェイスラインがスッキリしていたら、そちら側の歯でよく噛んでいるということです。
一度、鏡の前でチェックしてみましょう。

姿勢が悪い

猫背、ストレートネック(スマホ首)など、無意識に姿勢が悪くなっていませんか。

猫背は背中を丸めてアゴを前に突き出している姿勢です。
アゴを前に突き出していることで、頬の皮膚がゆるみ、垂れていきます。

また、表情筋は背中の筋肉が引っ張り上げているので、背中の筋肉が衰えると、
表情筋も衰え、顔がたるみ、マリオネットラインにつながります。

ストレートネック(スマホ首)とは、通常首の骨は「く」の字に曲がっていないといけないのですが、アゴが突き出て首の骨がまっすぐの状態を指します。

ストレートネックの人は猫背になりやすく、首の骨も歪みやすいです。

骨が歪むと、骨と骨をつなぐ靭帯や筋肉も歪み、その上に付いている皮膚もゆるみ、垂れてきます。首は第2の顔というくらいですから、首が歪んでいる時点で顔の歪みやたるみ、シワにもつながるのは必然的ですよね。

紫外線と乾燥

紫外線はシミのイメージがありますが、シワやたるみの原因にもなります。
波長の長い紫外線は肌の奥の真皮層まで到達します。

肌のハリを保つためのコラーゲンとエラスチンは肌の真皮にあるので、真皮層まで到達した紫外線でコラーゲンとエラスチンは破壊されます。

さらに、コラーゲンとエラスチンを作る線維芽細胞もUV-A(シワやたるみにつながりやすいUV)によってダメージを受けて働きが弱くなります。
そして、肌のハリを保てなくなりシワやたるみにつながります。

紫外線によってダメージを受けた肌の内部はバリア機能が低下して水分が蒸発しやすくなり肌が乾燥します。

乾燥した土にヒビが入るように乾燥した肌にはシワができやすくなります。

栄養と水分が行き届いていない肌はどんどんかん乾燥してシワだけではなくニキビや吹き出物など肌トラブルの元なので、保湿を心がけましょう。

マリオネットラインの予防法は?

マリオネットラインは生活の中で予防することはできます。

顔の筋肉を鍛える

顔の筋肉(表情筋)は約30種類あり、マリオネットラインが気になる口周りの筋肉は口輪筋といいます。
この口輪筋が衰えると、シワやたるみにつながります。

生活の中で、誰かと話すときは、「笑顔で大きく口をあけて話す」・「食べ物を食べるときは食べ物が細かくなるまでよく噛んで食べる」など意識するだけで筋肉は少しずつ鍛えられます。

毎日意識していると無意識にできるようになります。

でも、基本、家に居たり、1人でいることが多い人は人と話す機会が少ないと思います。
そんな方には簡単に表情筋を鍛えられるトレーニングがあるので、是非試してみてください。

紫外線対策

紫外線対策といえば以下のような対策をしてきた方は多いのではないでしょうか。

・日焼け止めを塗る
・日傘をさす
・サングラス、日よけ手袋、UVカットの服を着る
・なるべく日陰を歩く
・UVカットカーテンをする

また、内部から紫外線対策をする「飲む日焼け止め」というサプリメントもあります。

とりあえず日焼け止めを塗っておけばいいや、となんとなくで対策をするよりも、
紫外線がもたらす影響を知ることできちんと対策ができると思います。

紫外線についての説明

シワやたるみ以外にもシミや日焼けの大敵、紫外線はUV-1・UV-2・UV-3の3種類あります。

大まかなそれぞれの違いです。

波長の長さ 主な肌への影響 紫外線ピーク時期 日焼けのしやすさ(肌が黒くなりやすいか)

 

 波長の長さ主な肌への影響紫外線ピーク時期日焼けのしやすさ

(肌が黒くなりやすいか)

UV-A一番長い

 

シワ、たるみ4月~8月日焼けは引き起こしにくい
UV-B2番目に長いシミ、そばかす5月~8月日焼けしやすい
UV-C短い(オゾン増に吸収されるため地上に到達しない) 

マリオネットラインの原因、シワやたるみに影響するのは「UV-A」ですね。

UV-Aの特徴

・UV-Bより20倍以上の紫外線が地上に降り注いでいる
・波長が一番長いUV-Aが肌の奥まで侵入してくる
・紫外線ピーク時の4月~8月以外も1/2以上の紫外線の量がある(UV-Bは冬になると一気に紫外線の量は減る)
・曇りの日でも紫外線の量は晴れの日とほとんど一緒
・雲や窓を通り抜ける性質をもっているため日当たりのいい家はUV-Aが入ってくる

肌が黒くなるUV-Bの方が紫外線を浴びていると感じやすいですが、実はUV-Aのほうが肌の奥まで悪影響を及ぼしています。

日焼け止めを選ぶ時に見るべきポイント

・SPF→UV-Bを防止。数値が高いほど防ぐが大きい
・PA+→UV-A防止効果アリ
・PA++→UV-A防止効果かなりアリ
・PA+++→UV-A防止効果非常にアリ
・PA++++→UV-A防止効果が極めて高い

日焼け止めを買う時はこの値を確認するようにしましょう!

保湿・マッサージ

年齢を重ねていくとどうしても肌の潤いは衰えていきますが、若くても肌の内部は乾燥していることがあります。
気づかぬうちにマリオネットラインの予備軍を作っているかもしれません。

保湿成分配合の化粧水、美容液、乳液、クリームなどを使うようにしましょう。
※オイリー肌だからさっぱりタイプで大丈夫だと思っている人は気を付けてください。

オイリー肌でも肌の内部は乾燥していることがあるので、最後のクリームだけ保湿成分配合のモノにするなど使い分けてみるのも良いでしょう。

おすすめ保湿方法

・化粧水前にふき取り化粧水で肌の残っている汚れをふき取る
(化粧水が肌に浸透しやすくなるから)

・週1回ピーリングをする ※ピーリング後はシートパックをおすすめします
(肌の角質や汚れを取り除き、化粧水などが浸透しやすくなるから)

・美顔スチーマーで毛穴を開いてから化粧水をする

・冬はより保湿成分が高いモノを選ぶ

・乾燥する時期は寝ている間にも保湿できるナイトパックをする

忙しい生活の中で取り入れるのは難しいかもしれませんが、紫外線や外の空気など外部からのダメージを受けた肌はマリオネットラインの原因にもなるので、保湿して
肌をいたわり、休ませてあげることが大切です。

また、顔をマッサージすることによって血行が良くなり、凝り固まった筋肉がほぐれてマリオネットラインが目立たなくなります。

保湿クリームをぬって肌がすべりやい時にするのがおすすめです。

姿勢をよくする

正しい姿勢とは、ピンと背筋を伸ばし胸を張り肩甲骨を中心によせて身体の軸がぶれない姿勢です。

姿勢をよくするには「肩甲骨」を意識することが大事です。
常に肩甲骨を中心によせると自然と背筋は伸びます。

家やオフィス、電車でもできる肩甲骨ストレッチをご紹介します。

1. 肩甲骨を背中の中心にぐーっとよせる
2. そのまま5秒キープする
3. 5秒経ったらストンと下に肩を下ろす
4. そのまま5秒キープする(首を伸ばす感覚で)
5. これを3回繰り返す

大きな動きをしないし、寝転がってするストレッチではないので、姿勢が悪くなってるな、、、と気づいたときに取り入れやすいので是非試してみてください。

笑うことで口角を上げるのが一番良いかも!

今までいろいろとマリオネットラインの予防をご紹介してきましたが、結局笑うことが取り入れやすく簡単で一番良い方法なのかもしれません。

笑うことのメリット

・自然と表情筋が鍛えられる
・口角が自然と上がる
・明るい気分になる
・周りも明るくなる
・印象が良くなる

笑うことや笑顔は自分も周りも楽しく明るくなり、そして印象も良くなる。おまけに表情筋まで鍛えられて、一石五鳥くらいですね。

笑うことが多い人や笑顔が印象的な人は若く見えます。気分が上がらない時でも先に笑うとどんどん楽しくなってきます。

無理に笑わなくてもいいので口角を上げることから始めてみましょう!

まとめ

マリオネットライン・・・口の両端からアゴまで伸びているシワ。

ほうれい線・・・小鼻の横から口の両端を通ってアゴまで伸びているシワ。

ゴルゴラインと・・・目頭のあたりから頬の中央に沿って伸びているシワ。

これらを3大老けラインと呼ぶ。

・マリオネットラインができる原因は主に、頬や口周りの筋肉の衰え・姿勢が悪い・よく噛まない、噛み合わせが悪い・紫外線、乾燥。

・マリオネットラインの予防法は主に、顔の筋肉を鍛える・紫外線対策・保湿、マッサージ・姿勢を良くする。

・マリオネットラインは笑うことで口角を上げることが一番の予防なのかもしれない。

3大老けラインの中でもマリオネットラインは特に老けて見られます。

マリオネットラインを作らないようにしたい!もうこれ以上濃くならないようにしたい!と思う人は、表情豊かになり姿勢を良くして胸を張り、大きな口でハキハキと話すことが一番の近道だと思います。



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