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おうち時間が増えてますよね!作った料理はどう保存してますか?正しい保存方法

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おうち時間が増えてますよね!作った料理はどう保存してますか?正しい保存方法

コロナ渦でおうち時間が増え、作った料理が余りどう保存するか迷いませんか?

コロナ禍が原因による自粛生活のなか、おうち時間が増えたといわれて久しいですが、
手作り料理する時間やレパートリーも増えていませんか?

レシピ通りに料理を作っても「作った料理が余る」ことも多々あります。
料理初心者なら特にその傾向が強いでしょう。

その度に、「余った料理の保存方法」で迷ったりしませんか?
料理の保存方法で真っ先に思い浮かべるのは、「冷蔵保存」や「冷凍保存」でしょう。

そこで、本記事では余った料理の保存方法におすすめしたい、「冷蔵保存」や「冷凍保存」についてまとめました。

この記事を読むことで、冷凍保存に向かない食品の一例や、正しい「冷凍保存」方法を知る上に、結果的に食品ロスに繋がります。興味がある人は、ぜひ本記事を読んでみてください。

常温で保存できるものもあるが、まずは冷蔵保存

余った料理を冷蔵保存するなら、保存期間は2、3日間が目安です。

例えば「きんぴら」や「ピクルス」など、一般的に「作り置きおかず」といわれる一部の料理に、常温保存ができるものもありますが、余った料理も同じく冷蔵保存が基本です。

しかし厳密には冷蔵保存できる期間は、調理法や使う食材により違いがあります。
そのため、いつまで保存できる、と個々に言い難い面がありこのことが「冷蔵保存では2,3日間程度が目安」の根拠にもなっています。

冷蔵保存した料理を食べる時は冷蔵庫から取り出し、そのままテーブルに並べるのではなく、再加熱後に食べた方が賢明です。

2,3日間以上の長期保存がしたい場合は基本的に「冷凍保存」がおすすめです。

冷蔵では限界がある場合、冷凍保存する

料理や食材を長期保存したいなら、冷凍保存がおすすめなのはわかりました。
それでも、冷凍保存に向かない食材があるのでは?と考えるもの自然です。

そこで冷凍保存に適さない食材や料理や、冷凍保存するための加工方法をご紹介します。

食物繊維が多い食材を使った料理

「こんにゃく」や「しらたき」に「豆腐」などの食材は、
冷凍や解凍することで一気にボソボソ食感になり味も不味くなります。

例外もあり、「肉に近い食感がある」を理由に、凍らせた「こんにゃく」を好む人もいます。
「豆腐」でも、ミンチ肉に豆腐を混ぜて作る「豆腐ハンバーグ」状態で冷凍ができます。

形が残るイモ類や、根菜類

大きめにカットした「じゃがいも」や、厚切りの「れんこん」など冷凍保存や解凍すると、
こんにゃくと同様に一気にボソボソとした食感となり、本来の味からかけ離れます。

「マッシュポテト」や「すりおろしれんこん」などのように、形を崩せば冷凍できます。
「かぼちゃ」や「さつまいも」は個体差があり、冷凍保存した水分が多い品種を解凍すると、
ベチャッしてしまうことも珍しくありません。

加工調理しない生野菜を使った料理

「コールスローサラダ」や「ピクルス」、「漬け物」などが当てはまります。
漬けてこその料理やおいしい食材です。

これらの料理は、解凍すると水分が出てしまい、味や食感が変質します。
このことが、冷凍保存には向いていな理由でもあります。

乳製品

牛乳そのものや生クリーム、「ヨーグルト」などは、冷凍保存すると脂肪と水分が分離し、
独特の風味がなくなります。

牛乳はホワイトソースに、生クリームは泡立てたもの、
ヨーグルトは水切りしたポロポロ状態の「水切りヨーグルト」に加工すると、冷凍保存できるようになります。

チーズは、種類にもよります。パルメザンなどのハードタイプは、冷凍保存でもほとんど風味は変質しません。

水分が多いモッツァレラなどフレッシュタイプは牛乳と同様に脂肪分と水分が分離し、風味や食感が変化します。
ピザやグラタンなど調理加工したものの冷凍保存が無難でしょう。

ツナ缶などの食材缶詰

缶詰そのままを冷凍にすると、中身が膨張し缶が変形します。
さらに缶が破損し、中が外にこぼれてしまうでしょう。

ツナ缶など長期冷凍保存するなら中身を保存袋に入れ、空気をしっかりと抜き、平たくして冷凍庫に入れましょう。

冷凍刺身を解凍し、再冷凍した刺身

すでに切られている刺身は、空気に触れる面が多く酸化しやすい状態です。
雑菌も繁殖がしやすく、細胞切断面も多く劣化が早いので冷凍保存には不向きです。

また、スーパーで買える刺身は、ほとんどのものが1度冷凍したものを解凍後に切ったものを陳列しています。

その刺身を冷凍するということは「再冷凍」になり、劣化を早めます。
ただ青魚以外の刺身でも、ブロックや柵の状態なら冷凍保存ができます。

煮たまご(ゆでたまご)

「煮たまご」の作り方によっては、冷蔵庫内で漬け込む時間が数時間~ものから、2,3日冷蔵保存するものまで、さまざまなレシピがあります。

実は、白身の食感が変わるのを理由に、煮たまごは冷凍保存には向きません。
(黄身だけなら冷凍もOK)つまり、ゆでたまごも同じです。

生野菜そのものについて(イモ類以外)

・生のまま冷凍保存できる野菜…ピーマン、玉ネギ、ほうれん草、トマト、
とうもろこし、大根、キャベツ、ネギ、きのこ類

・下処理して冷蔵保存がオススメの野菜…オクラ、もやし、キュウリ
枝豆、山芋、ゴボウ、ブロッコリー、レンコン

※個々の野菜の下処理方法については長くなるので、今回は省略しますね。
ある程度なら、下記の動画でチェックできますので、1度ご覧になってみてください。

【動画】生のまま冷凍可! 野菜の冷凍ストック術


個々の野菜の冷凍保存期間や、おすすめの料理も紹介するので、初心者にもわかりやすい動画になっています。
少々長いですが、一見の価値があるHow To動画ともいえるでしょう。

冷凍保存のコツ

料理や食材を冷凍保存するときのポイントは、以下の3点です。

早く凍らせる(急速冷凍)

味の劣化を防ぐため、できる限り美味しい状態で急速冷凍を心がけましょう。
通常冷凍と急速冷凍を比較すると、品質が保たれるのは後者です。

保冷剤を併用や、冷蔵庫の仕様によっては急速冷凍モードを使うなど、可能な限り急速冷凍がおすすめです。

食材や料理によっては、形状を平たくして凍らせる

平たい形状だと、ムラ無く凍らせることもでき、冷凍室もキレイに整理できます。
特に余った料理などを冷凍保存するときには、1食分などに小分けがおすすめです。

大量保存だと、食べ切れなかった時に再冷凍となり、冷凍と解凍を繰り返すごとで料理の品質も低下します。

冷凍保存中は、極力空気に触れさせない

空気に触れることで霜が付いてしまい、味が悪くなるのが理由です。

例えば、料理をジップロックに入れる際に極力空気を抜く、またはサランラップに包みジップロックやタッパーに入れることで、霜から食材や料理を防ぐことにもなり長期保存可能となります。

【動画】1週間分の"作り置きおかず"と"下味冷凍" の作り方


冷凍保存を駆使した「作り置きおかず」と「下味冷凍」のHow To動画です。
全15品約17分30秒と少々長めの再生時間ですが、
「作り置きおかず」や「下味冷凍」に興味がある人は必見です。

冷凍した場合の解凍方法は?

冷凍食材や冷凍したおかずの解凍方法は
「冷蔵庫による解凍」または「レンジ解凍」や「レンジ加熱」がおすすめです。

「冷蔵庫による解凍」

冷凍保存した魚や肉、温めたくない冷凍おかずなどに最適な解凍方法です。
調理や実食する前日から、冷凍食材やおかずを冷蔵室に入れておけば十分です。
冷蔵室の温度を5℃~1℃程度の低温キープすることで、
解凍時の菌繁殖が抑えられます

「レンジ解凍」や「レンジ加熱」

冷凍した食材はもちろん葉物野菜を茹でたもの、冷凍おかずではカレーなどの水気多めの料理や、炒めものに特におすすめの解凍方法です。

レンジの機能で「自動解凍」や「自動加熱」がありますが、少量のものの解凍や、半解凍のものの解凍時は「手動解凍」するなど使い分けましょう

「氷水解凍」や「流水解凍」

下味つけた魚や肉、温めたくないおかず(サラダチキンなど)におすすめです。
水温を5℃~1℃の低温に保つようにコマメにチェックする必要がありますが、冷蔵庫内解凍と同じような解凍効果があり、より早く解凍できます。

「オーブントースター」など

冷凍唐揚げなど焼き魚などにおすすめの解凍(加熱)方法です。
天板にクッキングシートを敷き、解凍せずに凍ったまま加熱がポイントです。

「常温解凍」や「自然解凍」は推奨できない

冷凍食材やおかずを常温下に置くことで、自然に解凍されるのを待つ方法ですが、この方法は推奨されていません。

解凍過程の温度が5℃以上になると、細菌繁殖の活性化がはじまります。
一般的に平均的室温いわれる20~25℃は、細菌の繁殖においては、大変危険な温度といえ、解凍方法としておすすめできない理由です。

まとめ

つい頼りがちになる冷凍保存ですが、冷凍保存に向かない食材や料理が多いのがわかりました。
それでも一手間加えることで冷凍保存ができるのです。

コロナ渦でおうち時間が増え、作った料理が余りどう保存するか迷いませんか?

・レシピ通りに作った料理でも余ることが多々ある
・迷いが多い料理や食材の保存方法として、イメージするのは「冷蔵保存」や「冷凍保存」
・余った料理や食材の保存方法におすすめの「冷蔵保存」や「冷凍保存」の紹介

常温で保存できるものもあるが、まずは冷蔵保存

・冷蔵保存の場合、保存期間は2,3日間が目安
・実際は調理法や食材によって保存期間が変わる
・冷蔵保存した料理は、再加熱後に食べたほうが賢明
・2,3日間以上の長期保存がしたいなら、冷凍保存がおすすめ

冷蔵では限界がある場合、冷凍保存する

・冷凍保存に向かない食材や料理例と冷凍保存するための加工法の紹介

食物繊維が多い食材を使った料理

基本的に冷凍保存はできない
「豆腐ハンバーグ」など一部加工することで冷凍保存できるものがある

形が残るイモ類や、根菜類

食感が変わるため、生のままで冷凍保存はできない
「マッシュポテト」や「すりおろしれんこん」など、形を崩せば冷凍できるものもある

加工調理しない生野菜を使った料理

ピクルスやコールスローサラダなどの冷凍保存は不向き
解凍すると水っぽくなり食感が変わるため

乳製品

乳脂分と水分が別れるため、乳製品は基本的にそのまま冷凍保存はできない
一手間や加工加熱することで冷凍保存できる場合がある

ツナ缶などの食材缶詰

開缶せず缶そのままの冷凍保存は、破裂するため厳禁
中身を保存袋に入れての冷凍保存がおすすめ

冷凍刺身を解凍し、再冷凍した刺身

ブロックや柵状態のものなら冷凍保存ができる
すでに調理された刺身の冷凍保存はできない

煮たまご(ゆでたまご)

黄身だけなら冷凍保存OK

生野菜(イモ類以外)

生のまま冷凍保存できるものと、下処理必須で冷凍保存できるものがある

冷凍した場合の解答方法は?
・「冷蔵庫による解凍」がおすすめ
・「レンジ解凍」や「レンジ加熱」もおすすめ
・「氷水解凍」や「流水解凍」は、解凍時間が短縮できる
・「オーブントースター」などで加熱解凍
・「常温解凍」や「自然解凍」はおすすめできない

冷蔵保存や冷凍保存の食材や料理を使い分けて、
料理のバリエーションを増やしてみませんか?

提案

今回の記事は余った食材や料理の冷凍保存についてでした。
そこで提案ですが、逆手に取りあえてカレーやハンバーグなどの料理を多めに作ってみてはいかがでしょう。

多めに作った料理を1食分ずつタッパーや保存袋に入れ、冷凍保存しておきます。
レンジで冷凍保存した料理を温めることで、便利に1品が追加できます。

コロナ禍関係なく使える技です。できたて作りたての料理ももちろん美味しいですが、コロナ禍だからこそ、楽しめる技もあるはずです。
技などを工夫しつつ食事を楽しんでみませんか?







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