お風呂と人間の生活は切っても切り離せないものです。
いつも使う場所だからこそ、より清潔に保ちたいですよね。
しかし、お風呂には少なからずカビができてしまうものです。
今回は、カビの繁殖や発生を抑える環境について紹介していきます。
・ お風呂カビの種類
・カビが出やすい環境
・お風呂上がりは浴室全体にお湯?お水?
・カビが発生してしまったら?
上記に挙げた4つの事項について詳しく掘り下げていきます。
この記事を読めば、お風呂に出るカビについて簡単にわかります。
10分程度で読めるようにインターネットで調べた内容を簡潔にまとめていますので、最後まで読んでいただけますと幸いです。
お風呂カビの種類
まず、お風呂に出るカビとして大部分を占めているのが赤カビと黒カビです。
赤カビの原因菌はロドトルラと言う酵母菌です。
繁殖が早くヌメヌメしているのが特徴で、黒カビの餌にもなります。
黒カビの原因菌はクラドスポリウムと呼ばれる菌などです。
菌の根っことも呼ばれる菌糸が深く伸びていて、落としにくいのが特徴です。
人によっては喘息やアレルギーといった症状の原因にもなりえる菌です。
主にこの二つの菌がお風呂に出ることが多いです。
カビが出やすい環境
カビが出やすい環境とは、「栄養」「室温」「湿度」の3つが大きく関わってきます。
栄養
お風呂に出るカビは、皮脂や垢といったものを食べて繁殖します。
石鹸やシャンプーのカスといった、人間にとっては口に入れたら有害なものでもカビは栄養にします。
お風呂を出るときは、しっかりと皮脂などといったゴミを洗い流せば、カビの栄養問題は防げます。
室温
カビは5~45℃の間で発生します、
25~28℃がカビにとって最適な温度であり、繁殖が最も盛んになります。
時期が夏に入りますと、浴室の室温が25~28℃に最も近づきやすくなります。
浴室を出る際には、冷水などを使い浴室の温度を5℃以下に冷やせば、カビの発生は極端に減ります。
カビは5℃以下では発生の確立がかなり低いからです。
湿度
湿度が65%を超えるとカビが発生します。
こまめに換気を行えば湿度が下がり、カビは発生しにくくなります。
お風呂上りは浴室全体にお湯?お水?
お風呂上りの時は浴室に50℃以上のお湯を、ゆっくりと天井から壁や床にかけるとカビを防止できます。
カビはお湯に弱いのですがさっと流すだけでは意味がありません。
熱に弱いとはいえ、一瞬お湯に触れただけではカビの元である胞子を消しきれないからです。
最低でも5秒間は予防したい場所にお湯をかけましょう。
カビが発生してしまったら?
カビが発生してしまったら時間をかけてゆっくり落としましょう。
洗剤をかけてすぐにこすっても、根が張ってあるカビは落ちないからです。
落とし方の例を1つ上げます。
1. ゴム手袋を用意する
2. カップに少しの塩素系漂白剤を入れ、中にカビのサイズに合わせたペーパータオルを浸ける
3. 浸けたペーパータオルをカビ部分に張り付けて、サランラップを上から覆う
4. カビの度合いに合わせて放置
5. 剥がす
5番まで長々書いていますが、実際に私が準備してみると手間はかかりませんでした。
この作業で一番時間がかかるのが4番でした。
私の場合浴室の隅っこで、そんなに広がってはいませんでしたがかなり黒ずんでいました。
1時間あれば問題ないと思っていましたが、効果はありませんでした。
結果的に丸一日放置してようやく綺麗に取れました。
カビ掃除は時間をかけて丁寧に落とすものです。
今回参考にした動画
まとめ
今回紹介してきたことをまとめます。
・お風呂カビの種類
赤カビと黒カビに大きく分けられる
・カビが出やすい環境
カビの栄養源を断ち、室温を5℃以下にしてこまめに換気
・ お風呂上がりは浴室全体にお湯?お水?
50℃のお湯を5秒ずつ天井、壁、床にかけてカビの胞子を消す
・カビが発生してしまったら?
時間をかけて丁寧に落とす
カビは見た目が汚いだけでなく、直接体に害を与えてくる可能性のある生物です。
非常に強力で、条件さえそろえばどこからでも発生することでしょう。
すぐに全部を実践するのは難題かもしれませんが、「栄養」「室温」「湿度」のうち1つでもいいので行動してみましょう。
そうすればカビは減っているはずです。