スマートフォンが一般的に普及して、およそ10年。「気づいたらスマホを見てる」なんて事ありませんか?
スマホ依存”ではなくても、“どこか体の調子が悪い”、“寝ても疲れが取れない”などの症状は、デジタルデバイスによって莫大な量の情報に圧迫されていることが原因となっている可能性があります。
少しでも心当たりがあれば、デジタルデトックスを試してみましょう!
ということで、今回はデジタルデトックスについてまとめました。
デジタルデトックスとは?
デジタルデトックスとは、スマホやパソコンなどのデジタルデバイスと一定期間物理的に距離を置くことでストレスや疲労の軽減・緩和を図ることです。具体的には、自分の言葉で話すことを大切にし、実生活における対面のコミュニケーションを重視したり、自然に触れたり、デジタル疲れを癒そうとすることを指します。
“デジタルを完全に手放して生きよう”という意味ではありません。もちろん、(新型コロナによる影響が後押ししたこともあり、)デジタルの勢いが加速し続ける現代で、スマホは必須アイテムですからね。
つまり、より健全に”デジタルデバイスやインターネットと付き合っていこう、という取り組みです。
裏を返せば、“デジタルデバイスとの付き合い方を考えること“そのものが、デジタルデトックスの1つだと言えますね。
デジタルデトックスの一般的な方法
デジタルデトックスの方法は様々です。自力で実行できる手軽な方法から、かなり思い切って数日単位でスマホと距離をおく方法もあります。
今回は、“手軽な方法”と“思い切った方法”という2種類に大別して、実際の方法をご紹介します。
ご自身の生活やお仕事のスタイルに沿って、方法を選択してみてくださいね。
手軽な方法
・ネットを意識的に使用しない時間を設ける
・特定の時間以降スマホに触らない
・腕時計を使用する
・スマホの“機内モード”や“おやすみモード”を利用する
・スマホアプリの通知(特にSNSやゲーム系)は切る
・通知の多いスマホアプリはメイン画面以外に置く
・禁欲ボックスを利用する
・デジタルデトックス目的のアプリを利用する
IPhoneならスクリーンタイム、AndroidならDigital Wellbeingという機能があり、毎日どれくらいスマホを見ているかをチェックすることができます。さらに、指定した時間は、電話と特定のアプリしか使用できなくなるという機能もあります。
思い切った方法
・デジタルデトックスイベントに参加する
・デジタルデトックス目的のキャンプや旅行に参加する
・旅先で脱デジタル滞在プランを利用する
・アナログゾーンでキャンプをする
デジタルデトックス目的で出かけた先で、自然に楽しんだり、読書をしたり、自分の心身の動きに目を向けたりすると、普段の生活とは全く違った経験が得られますよ。
実際に、デジタルデトックスに挑戦したという方の動画がありますので、ご覧ください!
デジタルデトックスの効果と、どれくらいやれば効果的?
デジタルデトックスによる効果は、思わぬところで現れます。電車に乗っている間、友人と待ち合わせしている間などに、スマホを見ないだけで新たな気づきがあります。新しい出会いや、様々なポジティブな効果を体験することもできます。
気持ちとしての効果はもちろん、具体的な体や脳への効果も得られます。
・気持ちがスッキリ
・睡眠の質が上がる
・想像力(創造力)が高まる
・目の疲れが取れる
・ストレスが減る
・ひらめきがよくなる
・頭(脳)の疲れが取れる
・五感が冴える
長さとしては、数時間単位から、一泊二日の旅行など、方法によって様々です。手軽な方法で数時間程度行う場合は、1週間に1回の習慣にするなど、定期的に行うといいですよ。
日本でデジタルデトックスに取り組んでいる団体がある
DIGITAL DETOX JAPAN(日本デジタルデトックス協会)は、「デジタルデトックスを日本に普及すること」を目的として活動している団体です。デジタルデバイスと健康的な関係を保てるような社会づくりを目指して、イベントや講習の開催により、デジタルデトックスを推進しています。
ホームページでは、DIGITAL DETOX JAPANが企画するイベントをはじめとする、様々な企画が紹介されています。
「自分一人では、自信がない…」、「どうせなら人と時間を共有したい!」という方は、自分に合うイベントを探して参加することを、デジタルデトックスの第一歩にしてみるのもいいですね。
まとめ
・デジタルデトックスとは、デジタルデバイスから来るストレスや疲労を排泄すること。
・自分自身で取り組める手軽な方法から、イベントに参加する等、様々な方法がある。
・デジタルデトックスで、身体及び精神の両面に対し効果が得られる。
・DIGITAL DETOX JAPANが主催する、デジタルデトックスイベントがある。
デジタルデバイスに頼りがちな現在、デジタルデトックスに取り組むことで、デジタルデバイスとのいい距離感を掴み、より良い生活を手に入れましょう!