
近年のペットブームもあり、これから自宅にペットを迎えようとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
犬や猫、鳥やハムスターなどペットとされる動物の種類は様々です。
しかし中には、住宅事情により飼えるペットの種類が限られていることもあるでしょう。そうした場合にもおすすめなのが、海水魚飼育です。
海水魚の魅力
海水魚は名前のとおり、海に生息している魚を指しています。
オレンジやピンク、イエロー、ブルーなど色鮮やかな色彩や模様の美しさが魅力です。
海水 魚飼育では、そうした美しい魚がユニークに泳ぐ姿や、優雅に泳ぐ姿を近くで見ることができます。
サンゴも一緒に飼育することができるので、自宅に神秘的な 海の世界を再現することができます。その中をゆらゆらと泳ぐ愛らしい姿は、癒しの存在となってくれるはずです。
海水魚飼育は難しい?
一般的に、海水魚の飼育は難しいと言われています。この「難しい」という言葉に、飼育 をためらっている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、海水魚に限らず、淡水魚の中にも飼育が難しい種類はいます。いずれにしても、まずは初心者でも育てや すい種類から飼育を始めることが大切です。
昔に比べれば飼育に必要な器具類が充実しているので、正しい知識を身につけ、飼育環境を整えてあげれば、初心者でも育てることができます。しっかりとポイントを押さえ、楽しく飼育しましょう。
飼育を成功させるポイント
海水魚は、本来海水域に生息しています。海水域には海水魚の生息に必要なたくさんのミ ネラルが含まれています。
そのため、天然海水に近づけるように水道水に海水の素を混ぜて飼育水を作る必要があります。水槽の中を実際の海に近い環境に整えることは魚の健康管理にも繋がるので、とても重要なポイントです。
はじめて海水魚を飼育する際に、「海水ってどうすればいいんだろ う?」と疑問に思った方もいらっしゃるでしょう。
海水魚は元々海の中で生活しているので、飼育するには必ず海水が必要になります。こちらでは、海水水槽を 成功させるポイントをご紹介します。海水水槽の立ち上げに、ぜひお役立てください。
天然海水と人工海水の違いとは
アクアショップには様々な種類の海水が販売されていますが、大きく分けて天然海水と人工海水に分類されます。
天然海水
天然海水は、海から採取してきた海水を殺菌したものです。ミネラルなど様々な成分が含まれているため、海水魚飼育に適しています。
また、アクアショップなどで販売している海水ではなく、直接海から採取してくる方もいます。
しかし、場所によっては汚染されている可能性があり、海水魚が病気にかかってしまうリスクがあるため注意が必要です。
人工海水
人工海水は、海水の成分に近づけて人工的に作られたものです。多くの場合が、粉末を水道水などに溶かして使用します。
水道水と人工海水の粉末さえあればいつでも安定した海水を作ることができるので、初心者の方におすすめです。
天然海水も人工海水もそれぞれ異なる特徴があるので、海水魚の種類に合わせて最適な海水を選びましょう。
人工海水を使用する際に重要な「塩分濃度」
人工海水を使用する場合は、必ず比重計を使用して塩分濃度を測る必要がありま す。
塩分濃度が高いと海水魚が脱水を起こしてしまう可能性があり、低いと体重が増加しやすくなってしまうからです。目安は1.021~1.023の範囲と 言われているので、比重計を使用して最適な塩分濃度に合わせましょう。
水質チェックも忘れずに!
水質チェックを定期的に行うことで、水質の悪化をいち早く知ることができます。
・硝酸塩…20ppm~40ppm
・アンモニア…0.3ppm
・亜硝酸…0.5ppm
上記の数値を目安として、テスターなどで測定した際に超えている場合は水換えを行いましょう。