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ふくらはぎは第2の心臓!ふくらはぎは足から血液を送るポンプの役割を果たしていると言われています。

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ふくらはぎは第2の心臓!ふくらはぎは足から血液を送るポンプの役割を果たしていると言われています。

ふくらはぎは“第2の心臓”とも言われているほど重要な体の部位であることをご存知ですか?

そんなふくらはぎをケアすることは、むくみや冷え性の改善にいいと言われています。そのためには、夏こそ冷やさないよう注意することが必要です。
ということで、今回は“ふくらはぎ”について、まとめました。

ふくらはぎは下半身から血液を送るポンプの役割をしている非常に重要な部分!

ふくらはぎは“第2の心臓”と言われています。そもそも心臓の役割は血液を身体中に送ることですよね。ふくらはぎは心臓と同様に、血液を送るポンプの役割を果たしています。

重力によって血液の7割以上は下半身に滞りがちなので、血液を心臓に戻すため、非常に重要な存在です。これが、ふくらはぎが“第2の心臓”と呼ばれる理由です。

この広い地球上で唯一、日常的に二足歩行をする人類が、重力で下半身に血液が溜まってしまうことに抵抗するため、足元の血液を循環させる器官として発達したの“ふくらはぎ”なのです。

身体中に栄養を届ける血液の流れがスムーズにいかなければ、身体にさまざまな影響が出てしまいます。

ふくらはぎが血液ポンプとして正常に働くことで、全身の血流の流れがスムーズになり、細胞活性化に繋がります。これにより“むくみ”や“冷え”といった、日頃の悩みの改善も期待できます。

しかし、ふくらはぎは重力などの影響で、血液の巡りが悪くなると、冷えてしまいがちです。冷えると筋肉が固くなり、ポンプの働きが弱くなり、さらに血流が悪くなってしまいます。これが“むくみ”に繋がる悪循環です。

逆に、ふくらはぎが正常に機能していれば、心臓へ戻る血液量が増え、「心房性ナトリウム利尿ペプチド」という心房から出るホルモンがより分泌されます。このホルモンは、利尿作用を促すと同時に、血管を拡張してくれるので、血圧を下げる働きがあります。

また、ふくらはぎは血液だけでなく、リンパ液を体に巡らせる機能も担っています。老廃物を運ぶ役割を持つリンパ液が流れないと、これもまたむくみの原因となってしまうのです。

ふくらはぎが正常に動くことによって何が起こる?

足元に流れてきた血液は、ふくらはぎの強靭な筋肉群によって強く上に押し上げられて、その勢いを受けて静脈全体の流れが活性化し、血液は滞りなく心臓に戻っていきます。

つまり、ふくらはぎを積極的に動かすことは、ダイエットだけでなく高血圧に悩む方にも効果が期待できるということが言えます。

ただし、役割が多い分、疲れやすい部分でもあります。座りっぱなしでは凝り固まり、立ち仕事では疲労が溜まり、リンパ液が滞ってむくみの原因になります。だからこそ意図的にケアしてあげることが必要なのです。

そこでまずは、ふくらはぎが正常に働くと、どんないいことがあるのかについて、お伝えしていきます。

血圧が安定する

ふくらはぎをマッサージすると、高血圧、低血圧両方に効果が期待できます。

高血圧は心臓が通常よりも強い力で血液を送り出している状態で、血液がドロドロだったり、血の量が少ないことが原因です。逆に低血圧は、心臓が血液を送り出す力が通常より弱い状態で、体力や栄養不足、ストレスが主な原因となります。

どちらにせよ、心臓に負担がかかっているということです。なので、第2の心臓ふくらはぎがこれを助けてあげると心臓の負担が軽減され、高血圧や低血圧の改善につながるということです。

免疫力が上がる

ふくらはぎの筋肉は、リンパ液の循環にも大きな役割を果たしています。リンパ液は、細菌や異物が体内に入ってきたときに対処する免疫機能を持っています。

ふくらはぎをマッサージして、リンパ液をきちんと循環させることで、免疫力向上が期待できます。

脚やせ効果

むくみとは、リンパ液が滞っている現象のことです。リンパ液は、体内の老廃物を運び排出に向かわせる役割も担っています。

つまり、リンパ液が滞っているということは、体内の老廃物がうまく排出できていないのです。

ふくらはぎをマッサージして、リンパ液を押し流せば、老廃物を排出することにつながるため、デトックス効果が期待できるのです。

ダイエット効果

ここまでの3点で、ふくらはぎの機能が正常に発揮されると、血流とリンパの流れが良くなることがわかりました。

これは身体中に酸素や栄養素が行き渡り、老廃物を輩出できているということ。これは代謝の改善に繋がります。

代謝がいい状態は、疲れにくく、筋肉がつきやすくなります。これは疲れにくい体になるということで、つまりはダイエット効果が期待できるということです。

自律神経が整う

ふくらはぎをマッサージして、冷えやむくみが解消されると、血流、リンパの流れが良くなることに加え、これらの効果によって、副交感神経が優位に働くようになります。

これはリラックス効果に繋がります。

副交感神経とは、自律神経の一種で、良質な睡眠を取れるようになり、疲れが溜まりにくい身体になっていきます。

また、このように副交感神経がしっかり働くようになり、自律神経が整えば、ホルモンバランスの改善も期待できます。

ふくらはぎをマッサージするタイミングは?

ここまで、さまざまなマッサージによる効果をご紹介しましたが、十分に効果を得るためには、タイミングにも注目しましょう。

どうせマッサージをするなら、体が温まっている時が最適です。日常的に運動する習慣がある方は運動後、体が冷える前にストレッチをしてからふくらはぎのマッサージを行うと効果的です。

また、運動する習慣がない方は、入浴中や入浴後にマッサージするのが効果的です。

注意点として、体調が悪い時、食後、飲酒後にマッサージをすると、逆に体に負担をかけてしまいますので、マッサージは控えましょう。

ふくらはぎのマッサージ方法は?

前提として、マッサージはリラックスできる環境で行いましょう。緊張感がある環境でマッサージをしても、リラックス効果が得られず、血流改善などの効果も得られません。

アロマを炊いたり、気持ちが落ち着くような音楽をかけるのがおすすめです。

また、マッサージ前に水を1杯飲むようにしましょう。水不足では、いくらマッサージをしても、デトックス効果が得られません。

たくさん水を飲みすぎても、消化器官が働いてしまうため、マッサージの効果を得られなくなりますので注意が必要です。適量のコップ1杯程度を飲むようにしましょう。

マッサージ方法①

1. 手のひらで輪をつくるようにして、足首の下にしっかり当てる

2. 足首からふくらはぎ、膝の裏まで左右の手で交互に足の内側と外側をさする

3. 反対の足も同様に行う

マッサージ方法②

ふくらはぎのマッサージというと、さする方法や、もみほぐす方法のイメージが強いと思いますが、かなり力が必要ですし、続けていくには根気が必要ですよね。

そんなあなたには、お手軽でしっかり効き目が感じられる方法がおすすめです。
動画で解説されていますので、こちらをご覧ください。

また、マッサージの時間や場所が確保しづらいという方は、職場や通勤中などの隙間時間を利用しましょう。

大きく動ける環境ではなくても、ふと気付いた時に、足首や足の指を動かすだけでも効果的です。

まとめ

・ふくらはぎは第2の心臓。血液を下半身から心臓に戻すためのポンプ。

・ふくらはぎが正常に働いていると、血圧安定、免疫力向上、脚痩せ、ダイエット、自律神経が整うなどの効果が期待できる。

・マッサージするタイミングは、運動後や入浴後が効果的。



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