喫茶店などに行くと、カフェオレ・カフェラテ・カフェモカ・カプチーノ・マキアートなどたくさんの種類のコーヒーがありますよね。
ですが、意外と違いって分からないものではないでしょうか?
いつも頼んでいるから、と同じものを頼みがちかもしれません。
カフェオレ、カフェラテ、カフェモカ、カプチーノ、マキアートの違いを覚えて、その時の気分で飲みたくはないですか?
今回はそれぞれの種類の違いや自宅でできるカフェオレ、カフェラテの作り方を紹介します。
まずはコーヒーとエスプレッソの違いから
まずは、コーヒーとエスプレッソの違いを見てみましょう。
ドリップコーヒー
一言でコーヒーと言っても様々ですが、一般的なのはドリップコーヒーです。ドリップコーヒーは自宅でもコーヒーメーカーなどで淹れられますよね。
エスプレッソ
一方エスプレッソは、圧力をかけて濃いコーヒーを抽出します。
ドリップコーヒーよりも豆が細かく粉のようになっているのは、短い時間で成分を抽出するためなのです。
圧力をかけて淹れなくてはいけないので、ドリップコーヒーと同じ機器では淹れられません。反対にエスプレッソの機器で、ドリップコーヒーを入れることもできません。
コーヒーとエスプレッソの量の違いも観てみましょう。
コーヒーは10gほどの豆から150~160㏄を抽出できるのに対し、エスプレッソは8gほどの豆から25ccほどしか抽出できません。
そのため、エスプレッソはコーヒーカップよりもかなり小さいカップで提供されるのですね。
ではカフェオレとカフェラテの違い
では、カフェオレとカフェラテの違いを見てみましょう。
カフェオレとカフェラテの違いは、ずばり元となるコーヒーの種類です。
一般的なドリップ抽出をしたコーヒーに、ミルクを加えたものですがカフェオレ、
カフェラテは、エスプレッソ抽出をしたコーヒーにミルクを加えたものなのです。
また、加えるミルクもカフェオレとカフェラテでは少し異なります。
カフェオレは、泡立てていない温かいミルクを加えるのに対し、カフェラテは泡立てた温かいミルクを加えます。
【カフェオレとカフェラテの違い】
カフェオレ:ドリップコーヒー+ 泡立てていないホットミルク
カフェラテ:エスプレッソコーヒー + 泡立てたホットミルク
カフェオレとカフェラテの違いが分かったところで、自宅でできるカフェオレとカフェラテの作り方も紹介します。
【カフェオレの作り方】
1. ドリップコーヒーを入れる
2. ミルクを温めておく
3. コーヒーとミルクの割合が5:5になるように注いで完成
カフェオレは自宅でも簡単に作れます。
美味しく作るポイントは、ドリップコーヒーを濃い目に淹れておくことです。
分量の目安は、200㏄のお湯に対して、小さじ3杯程のインスタントコーヒーを溶かすくらいの量です。
好みにもよりますが、濃い目に作ることでミルクに負けない美味しいカフェオレが作れます。
次にカフェラテの作り方を紹介します。
【カフェラテの作り方】
1. エスプレッソを20ml抽出する
2. ミルクを泡立てる専用容器「ピッチャー」に温めたミルク80mlを入れる
3. 泡立ててフォームドミルクを作る
4. エスプレッソにフォームドミルクを注いで完成
エスプレッソマシンさえあれば、カフェラテも自宅で簡単に作れます。
ミルクとエスプレッソの割合は、8:2になるようにします。
また、フォームドミルクをつくるときに泡のキメを整えて置くと、カフェラテ特有の口触りもしっかりと表現できますよ。
カフェオレ、カフェラテのどちらを作る場合でも、淹れたてを飲むのがおすすめです。
コーヒーは生ものですので、日にちが経てば経つほど風味が抜けていってしまいます。
なるべくその日のうちに飲むようにしましょう。
カフェラテとカプチーノの違い
カフェラテは、エスプレッソに泡立てたミルクを入れて作られます。
では、カプチーノとカフェラテは何が違うのでしょうか?
ずばりこの2種類は泡の量が違うのです。
見た目がかなり似ているカフェラテとカプチーノですが、よく見ると泡立てたミルクの厚みが違うことに気付くかもしれません。
一般的に、カプチーノのほうがカフェラテよりも泡が多くなります。ミルクの泡が多いため、ミルクの層とエスプレッソの層ができあがるのです。
しかし、カフェラテとカプチーノに注ぐミルクの泡の量に関する定義はありません。ミルクの泡が飲み口から1cmのものを「カプチーノ」と呼ぶお店もありますが、同じミルクの量で「カフェラテ」と呼ぶお店もあります。
お店によってそれぞれなんですね。
【カフェラテとカプチーノの違い】
カフェラテ:エスプレッソ + ミルク多め(ホットミルク)
カプチーノ:エスプレッソコーヒー + ミルク少なめ(泡立てたミルク)
カフェモカ、マキアートとは?
最後にカフェモカとマキアートの違いを見てみましょう。
カフェモカとマキアートは両方とも、エスプレッソをもとにして作った飲み物です。
【カフェモカとは】
エスプレッソ+泡立てたミルク+モカシロップ(チョコレートシロップ)
カフェモカは、ほろ苦い味わいが印象的ですよね。
喫茶店などでもよく見るメニューですが、カフェモカはチョコレート入りのカフェラテのことです。
カフェモカの「モカ」というのは、モカコーヒーのことを表しています。
モカコーヒーはチョコレートのような味わいがあります。
チョコレートソースやシロップを加えてモカコーヒーに似せたものがカフェモカなのです。
最後に紹介するマキアートは、エスプレッソに少しのミルクを入れた飲み物です。
加えるミルクの量は、お店によって違ってきます。
【マキアートとは】
エスプレッソ+ 泡立てた少なめのミルク
スタンダードなマキアートは、1杯分のエスプレッソにスプーン1杯分の泡立てたミルクを加えたものです。
アレンジがしやすく、細い棒などを使って模様などを表現することもできます。
お店によっても色々なレシピがあって、バリエーションが多いのも特徴です。
まとめ
カフェオレとカフェラテ、カプチーノなどは元になるコーヒーの種類が違うことが分かりました。
カフェオレは一般的なコーヒーメーカーで淹れられるコーヒーをもとに作ります。
カフェラテ、カフェモカ、カプチーノ、マキアートはエスプレッソをもとに作られます。
エスプレッソとは、圧力をかけて濃いコーヒーを抽出する方法です。
専用の機器でしか淹れられません。
カフェオレはドリップコーヒーにミルクを加えたもので、カフェラテはエスプレッソに泡立てたミルクを加えた飲み物です。
この2種類は自宅でも簡単に作ることができます。
カフェラテとカプチーノは、同じエスプレッソでつくります。
違いは、加えるミルクの量です。
ミルクの量は定義があるわけではないので、お店によってそれぞれです。
カフェモカは、エスプレッソを元にミルクとチョコレートを加えて、モカコーヒーに似せた飲み物です。
ほろ苦い味わいが特徴的ですよね。
マキアートは、エスプレッソにごく少量の泡立てたミルクを加えたもので、アレンジがしやすい飲み物です。
改めてカフェオレ、カフェラテ、カフェモカ、カプチーノ、マキアートの違いが分かったので、違いを楽しんでいきたいですね。