マリンアクアリウム

プロテインスキマーの種類と選び方

  1. HOME >
  2. マリンアクアリウム >

プロテインスキマーの種類と選び方

プロテインスキマー

マリンアクアリウムにて、購入する機器の中で頭を悩ます一つとしてプロテインスキマーの選定があるのではないでしょうか?。絶対に必要な器具ではありませんが、サンゴ・海水魚飼育では水質の安定で言うと設置することにこした事はありません。ここでは簡単にプロテインスキマーの種類と選び方を書いてみたいと思います。

プロテインスキマーの種類

ベンチュリー式

現在、一番利用されている方式で、ポンプが内蔵されており、ポンプのインペラ―が従来の送水する形式ではなく、同じポンプを使用していても、微細な泡を発生させるインペラ―に改良されており、サンプ内に収めるもの(インサンプ)や、水槽外に設置するもの(外部式)、水槽の縁にかけるものがあり、小型から大型までの物までバリエーションが多彩にあります。おすすめの有名なメーカーではリーフオクトパスやスキムズ等があります。

orginalsc

ダウンドラフト式

ポンプを別途用意しないといけないタイプですが、強力なスキミング能力があります。送水用のポンプでスキマー内にあるドライボールに送水されてくる水をぶつけて微細な泡を発生させます。プロテインスキマーとは別にポンプが必要な為、導入コストはベンチュリー式よりも高価になってしまうかもしれません。

ベケット式

ダウンドラフト式と同様、ポンプが別途必要ですが、こちらも強力なスキミング能力があります。こちらは、ベケットヘッドと呼ばれるものがついています。

ベケットヘッドのしくみは簡単に説明すると、送水されてきた水をベケットヘッドの中で水流を細くし、流れを速くした所に空気をかませ、微細な泡を発生させるものです。有名な機種では「バレット」という物があります。ちなみに、ベケット式とダウンドラフト式の両方を兼ね備えたスキマーもあります。

エアーリフト式

エアーポンプを用いて、ウッドストーンから微細な泡を発生させる方式です。小さな水槽でよく利用されており、マメデザインの「マメスキマー」が有名です。

プロテインスキマーの選び方

一番悩ませるのがどれくらいの大きさのスキマーを設置すれば良いかという事だと思います。

魚やサンゴの量の水の汚れ具合でも違ってくるのですが、私の見解でおすすめする目安は、ポンプの1時間あたりの回せる水量で、総水量を12回ぐらい回せるポンプのサイズがおすすめです。例えば、総水量が100リットルの場合、総水量を12回ですから、1時間に1200リットル以上を回せるポンプがついているスキマーを選択するのが良いのではないでしょうか。

あとは、省エネのDCポンプを選択するのか、インサンプのスキマーならサンプ内に収まるサイズかを確認する必要があります。予算内におさまるのかも大事ですよね。参考にしてみてください。

補足

プロテインスキマーは汚れだけでなく、海水魚やサンゴに必要な微量元素もスキミングしてしまいますので、そこでカルシウムリアクター設置や微量元素の添加も必要になってきます。



-マリンアクアリウム