すっかり気温も下がり、「ニット」が欠かせない季節になってきましたね。
ニットは冬に手放せないアイテムですが、長く着用していると毛玉ができてしまう為、「寿命が短い」と思っている方も多いと思います。
しかし、実はそんなことはなく毛玉の取り方でニットの寿命は変わります！
本記事では
・毛玉ができる原因
・毛玉の取り方
・維持の方法や洗濯の仕方
について詳しく解説していきます。
興味のある方は是非最後までご覧ください。
毛玉が出る原因は？
ニットに毛玉ができる原因は、ずばり「摩擦」です。
あらゆる擦れで摩擦が生じ、その摩擦によって繊維が絡まり毛玉が生じます。
特に、ニットの上にアウターを羽織った場合や、持っているカバンで擦れるなどといった場合に摩擦が起こり、毛玉ができやすくなります。
また、着用時以外では洗濯機で洗う際などに他の衣類と擦れて毛玉が発生することがあります。
（対処法は後ほどお伝えします。）
つまり、ニットの寿命をのばすためには、極力「擦れ」をなくす事が重要です。
毛玉の取り方
摩擦に気を付けていても、できてしまった毛玉は「カットして取り除く」ようにしましょう。
毛玉を指で引っ張ることや、こするのはNGです。
気になるとついつい引っ張ってしまいがちですが、生地が傷んでかえって毛玉ができやすくなります。
おすすめの毛玉取りの方法は下記のとおりです。
・ハサミでカットする
少し時間はかかりますが毛玉を丁寧に1つ1つ取り除く方法です。
この時大きいハサミを使用すると、誤ってニットを切ってしまう可能性もあるので、小さいサイズの物を選ぶと良いでしょう。
ハサミの刃はニットに対して平行に倒して使用すると、生地を傷つける心配がありません。
・専用の「電動毛玉取り」を使用する
毛玉の範囲が広い場合には専用の「電動毛玉取り」の使用がオススメです。
こちらはバリカンのような仕様になっていて、表面にできて盛り上がった毛玉のみを刃で取り除いてくれるものです。
ハサミでカットするよりも効率が良く、あっという間にきれいになるので特に忙しい方にオススメです。
維持の方法
毛玉を取り除いた後はブラシで軽くブラッシングをすることで、毛玉ができにくくなります。
先ほど、毛玉の原因は「摩擦によって繊維が絡まること」とお話しました。
ニットをブラッシングすると、この繊維をほぐすことができるので毛玉の発生が抑えられます。
ただし、ブラッシングの際に力を入れすぎてしまうとかえって強い摩擦となり、毛玉の原因になる恐れがあります。
ブラシを使う時は、なでるように優しく行うと良いでしょう。
洗濯の方法
最後にニットの洗濯方法をご紹介します。
基本的には手洗いがオススメですが、洗濯機で洗う場合には以下の点に注意しましょう。
・洗濯ネットを使用する
ネットを使用することで、洗濯中に起こる摩擦を軽減し、毛玉の発生を予防することができます。
この時、「ニットは1つのネットに1着のみ」入れるようにしましょう。
複数入れてしまうとネットの中で摩擦が起こってしまいます。
・裏返して洗う
ニットを裏返すことで、表面の摩擦を抑えることができます。
少し面倒ですが、このひと手間で持ちが大きく変わるので長く着たいという方はぜひ試してみてください。
以下の動画は、毛玉の取り方や予防方法について簡潔にまとめられているので参考にしてみてください。
【セーターの毛玉、とった方が良い？とらない方が良い？】
【まとめ】
・毛玉の原因は「摩擦によって繊維が絡まる」こと。
・毛玉はハサミでカットするか、専用の電動毛玉取りを使用する。
・毛玉を指で引っ張ることや、こするのはNG。
・ブラシで軽くブラッシングをすることで毛玉ができにくくなる。
・洗濯の際には洗濯ネットを使用し、裏返して洗う。
今回はニットにできてしまう「毛玉」の原因や対処法について詳しく解説しました。
とにかく摩擦を避けることが重要だという点もわかっていただけたかと思います。
お手入れの際には本記事を参考にして、お気に入りのニットを長持ちさせましょう！
